新潟県で2008年から始まった健康ビジネスサミットうおぬま会議が、今年は新潟・東京の2会場で開催され、健康大使として「健康ビジネスと健康な心身(からだ)」というテーマの講演が行われました。中尾クラブ事務局の西浦正子が聴講・取材してきましたのでレポートします。
企業や団体主催の講演はなかなか外部から参加できませんが、今回は一般参加も歓迎ということで、中尾クラブメンバーや太鼓ラボで太鼓ビクスや和太鼓をご一緒している方たちも大勢来てくださいました。それでも、100人ほど入れる会場のほぼ8割がスーツ姿の男性。講演中もスーツの上着も脱がず、熱心にメモを取っておられて、まさに企業戦士。そんな方たちが、自分の身体に意識を向け、徐々に姿勢がらくになり、深い呼吸をされるようになって、とても嬉しい気持ちになりました。
司会は健康ビジネス協議会理事・荒木善紀さん。
健康ビジネス協議会理事・副会長、佐藤巧さんのご挨拶から講演スタート。
初めはうつむいてメモを取りながら聞いていらっしゃる方が多かったのですが. . .
「からだは使ったようにかわる」ボディビルダー時代の写真にどよめき、こぶしを振り上げてだんだん会場が暖まってきたような感じです。
そしてボディマッピング。誰かに言われるのではなく、自分の手で触ることで身体と対話することができる、というお話は何度聞いても好きな部分。
座骨にも触ってみて、座骨を突き刺す、という感覚をつかんだら、徐々に楽で美しい姿勢になってこられました。
座った姿勢で腹筋を鍛えたり、座業で縮こまってしまいがちな肩甲骨を良い位置に置くことで、腕はするりと楽に上がることを経験。
座業が多くなる現代人の生活の中であっても、いつでもどこでも姿勢と呼吸に意識を向けることで、自分の身体の状態を感じ取れるセンサーがだんだん発達してくるのですね。姿勢や呼吸、身体のことは「もうこれでぜーんぶわかった。ぜーんぶできた!」ということがないところが面白いし、楽しいと感じます。あらためて、私自身にとっても気づきの多い講演でした。
講演後、スーツ姿の年配のおじさまに「あぁ、ホントに良い話を聞かせてもらったよ」と声をかけていただいたり、中尾クラブメンバーや太鼓ラボのみなさんからも「先生の普段のレッスンとは違うセミナーを受けることができて、とても良かった!」と言っていただけて、とても嬉しかったです。
<講演後>
東京会場は2日間の開催で、元内閣総理大臣 福田康夫氏の特別講演も予定されていました。また、講演会場の隣では、健康ビジネスの展示・商談会を併催されていて、美味しそうなお米や、蛇口にはさむだけで水の粒子を細かくしてまろやかな水に換える浄水器など、さまざまな商品やサービスの紹介もありました。とても面白い体験ができました。ありがとうございました!